2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
かき集めたものが不要だとわかる。 身にまとったもので 幸せになれないとわかる。 だから手放して、 だから脱ぎすてて、 だから目を閉じて、今度こそ目覚めていく。
空からはがれおちた青のように、 海から舞い踊るしぶきのように、 受けとることは手放すこと。 知ることは忘れること。 感じるほどにさみしくなる。 嬉しいほどにさみしくなる。さみしいほどに、なつかしい記憶。
どんな困難があったとしても 花開く種を持って、 誰もが生まれてきたのに、 種を持っていることも、 頭上に光があることも、 忘れてしまう。花の名前を思い出すまで。
光があたらない意識の奥底で 境界もなく揺れている自己。 今、降りていく。 今、確かめる。 くっきりとした影の形に 生命力の強さが顕れるように、光があたる目覚めの時まで
妥協するな。 妥協は何も生み出さない。 妥協するな。 ツケが大きくなるだけ。 妥協するな。 自分の真実に、妥協するな。
次の頂を目指して、 稜線沿いに歩き始める。 誤った道だとも、 いつまでもたどりつけないとも、 誰も何も答えてくれない。 目指す場所ではなかったとしても、今は、まだわからない。
ハートは胸の中にあると思っていた。 遠くから眺める星のように、 波打ち際から足をひたすように、 近づいてビートを感じ、 ヒートに包まれ、ハートに従う。 だけど、自分の外にあるとわかった。自分がハートの中心なんだ。
罪悪感は、 幸せの扉が開きそうなとき、 自分がしかける罠。 世界が変わりそうなとき、 自分がしかける罠。 2人羽織のように巧妙に、どこまでもしかけ続ける罠。
思考や行動や感情のパターンが、 「繰り返されている」と気づいたとき、 「知っている」と 「知らない」は、 ペンジュラムの振り子のように、 「今」を教える。だから、輪廻に覚醒していく。
外側から融かされるより、 内側から融けるほうが速い。 あふれ出てはじめて 存在に気付く。 涙が熱いことも、 身体が冷えていたことも、自分で引いた境界も。
知らないふりでいることの慰安と虚無。 主張することの解放と虚無。 もうたくさんだと思うほどの 繰り返しの中で、 光のような音楽のような、 生きることへの瞬きと奏でと静寂が、ハーモニーとなってひらかれていく。
生きようとしなくても生きている。 流れていても流されていても。 浮かんでいても沈んでいても。 川でも海でも湖でも池でも。 今どこにいてどこに行くのかではなく、 「生きている」 と感じてみる。器もゴールも探さずに。
地球の中心の熱が 深い治癒力を持つ温泉を抱くように、 湧き出る温泉に身体を沈めて 癒えを待つことも、 時を経て温泉から上がり 歩き出すことも、思いのままに。今、自分のマグマを知る
春が巡ってくるのは、 冬が鎖されていないから。 凍土の下は流れているから。 耐えきれない悲しみを、 二度と感じないようにと 硬く凍らせた心を今、融かしてもいい。
波風がたたないよう気をくばり、 明日の風さえ コントロールしようとすれば、 そよ風に吹かれることも、 上昇気流に乗ることもなく、 すりへっていく歯車になるだけ。だから抜け出せ、風の砦に。
上書きばかりの過去や 蜃気楼のような未来が 白波を立てて 押し寄せてきたとしても 流されずに着地できるのは 「今ここ」今、目の前に来たものをつかめ。
必要だと思ってかき集めたり 大事に取り分けておいたものが 気づけば古ぼけて色あせているように 本当に大切なものは 何からも引き離せないもの 身体からも心からも。だから恐れず